産後の尿漏れはなぜ起こる?骨盤底筋との関係と産後のケアについて【佐賀市 うちだ整骨院】
2026.09.15
産後の尿漏れはなぜ起こる?骨盤底筋との関係と産後のケアについて

「くしゃみをすると尿が漏れる」
「子どもを抱き上げた瞬間に漏れる」
「産後からトイレが近くなった気がする」
「尿漏れが気になるけれど、どこに相談すればいいのか分からない」
産後の女性から、このような悩みを聞くことがあります。
尿漏れは人に相談しにくいため、「出産したから仕方ない」「そのうち自然に治るだろう」と、そのまま我慢している方も少なくありません。
しかし、産後の尿漏れには、妊娠・出産による身体の変化や骨盤底筋など、さまざまな要素が関係しています。
今回は、産後の尿漏れと骨盤底筋の関係について、できるだけ分かりやすく解説します。
産後に尿漏れが起こるのは珍しいことではありません
妊娠・出産は女性の身体に大きな変化をもたらします。
特に妊娠中は、赤ちゃんが成長することで骨盤内や骨盤底にかかる負担が増えていきます。
さらに出産では、骨盤周辺の組織にも大きな負担がかかります。
そのため、産後に尿漏れを経験する女性は珍しくありません。
特に、
- くしゃみ
- 咳
- 笑う
- 階段を上る
- 赤ちゃんを抱き上げる
- ジャンプする
- 運動する
など、お腹に力が入る場面で尿が漏れることがあります。
骨盤底筋とは?

産後の尿漏れを考えるときに重要なのが「骨盤底筋」です。
骨盤底筋は、骨盤の底にある筋肉群です。
骨盤の中にある臓器を支えたり、排尿・排便などにも関係しています。
普段は意識していないかもしれませんが、立つ・歩く・咳をする・力を入れるなど、日常生活のさまざまな場面で働いています。
妊娠中は、赤ちゃんの成長によって骨盤底にかかる負担が増えます。
さらに出産によって骨盤底周辺に負担がかかることで、産後に尿漏れを感じることがあります。
「骨盤が歪んでいるから尿漏れする」は正しい?
ここは注意したいポイントです。
産後の尿漏れがあると、「骨盤が歪んでいるから尿漏れしている」と思ってしまう方もいます。
しかし、尿漏れの原因は一つではありません。
骨盤底筋、尿道や膀胱の機能、妊娠・出産による身体の変化など、さまざまな要素が関係します。
そのため、尿漏れをすべて骨盤の歪みだけで説明することはできません。
産後の骨盤ケアを考えることは大切ですが、症状が続く場合には婦人科や泌尿器科などの医療機関へ相談することも重要です。
こんなときに尿漏れしませんか?
自分の症状をチェックしてみましょう。

□ くしゃみをすると漏れる
□ 咳をすると漏れる
□ 笑ったときに漏れる
□ 赤ちゃんを抱き上げると漏れる
□ 階段を上ると漏れる
□ 運動すると漏れる
□ 急に尿意を感じることがある
□ トイレまで我慢するのが難しい
□ 出産後から尿漏れが始まった
このような症状がある場合は、まず自分の身体にどのような変化が起きているのかを知ることが大切です。
骨盤底筋は「鍛えればいい」だけではありません

尿漏れが気になると、「骨盤底筋を鍛えればいいんですよね?」と考える方も多いでしょう。
もちろん骨盤底筋を適切に働かせることは大切です。
しかし、筋肉は単純に「強ければいい」というものではありません。
筋肉を適切なタイミングで収縮・弛緩させることも重要です。
また、呼吸、腹部、骨盤、姿勢などとの連動も関係します。
そのため、自己流で力を入れ続けるのではなく、自分の身体の状態に合わせたケアを考えることが大切です。
産後は「抱っこ姿勢」にも注意

赤ちゃんが生まれると、毎日何度も抱っこをします。
例えば、
- 腰を反らして抱っこする
- 片側だけで抱っこする
- いつも同じ肩に赤ちゃんを乗せる
- 立っているとき片脚に体重をかける
といった姿勢が習慣になることがあります。
こうした姿勢は骨盤周辺だけではなく、腰や股関節など身体全体の使い方にも影響します。
産後の尿漏れが気になる場合も、「骨盤底筋だけ」を見るのではなく、日常生活の姿勢や身体の使い方を見直すことが大切です。
自宅でできることは?

まずは無理をしないことです。
産後は赤ちゃんのお世話だけでも身体に大きな負担がかかります。
睡眠不足の状態で無理な運動を始める必要はありません。
日常生活では、
- 重い物を持つときに呼吸を止めない
- 長時間同じ姿勢を続けない
- 片側だけで抱っこし続けない
- 身体を急に強く動かさない
- 自分の身体の変化を記録する
などから始めてみましょう。
症状が続く場合には、自己判断だけで済ませず、医療機関や身体の専門家に相談することをおすすめします。
こんな症状がある場合は医療機関へ
尿漏れだけでなく、
- 血尿がある
- 排尿時に強い痛みがある
- 発熱を伴う
- 尿が出にくい
- 急激に症状が悪化した
- 骨盤周辺に強い痛みがある
などの場合は、整骨院だけで判断せず、医療機関での確認が必要です。
また、尿漏れが長期間続いている場合や生活に支障が出ている場合も、一度相談してみることをおすすめします。
産後の尿漏れを「恥ずかしい」と我慢しないで
尿漏れは人に相談しにくい悩みです。
「こんなことで相談していいのかな?」と思ってしまう方もいるでしょう。
しかし、産後の身体に起きている変化を知ることは、自分の身体を大切にする第一歩です。
尿漏れがあるからといって、必ずしも重大な問題があるというわけではありません。
だからこそ、我慢し続けるのではなく、まずは相談できる場所を知っておくことが大切です。
まとめ
産後の尿漏れには、妊娠・出産による身体の変化や骨盤底筋など、さまざまな要素が関係します。
「骨盤が歪んでいるから尿漏れする」と単純に考えるのではなく、
骨盤・骨盤底筋・姿勢・腹部・日常生活
などを総合的に考えることが重要です。
また、尿漏れが続く場合には、婦人科や泌尿器科などの医療機関に相談することも大切です。
産後の骨盤全体の変化について知りたい方は、親記事の
「産後の骨盤はいつ戻る?6ヶ月〜1年の変化と正しく整えるためのポイント」
も合わせてご覧ください。
佐賀市のうちだ整骨院では、産前産後の身体の状態を確認しながら、骨盤周辺や姿勢、身体の使い方などを含めて施術を行っています。
産後の身体について「誰に相談したらいいのか分からない」という方も、お気軽にご相談ください。
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